手術室の一日

手術室の概要

当院の手術室は5部屋を有しており、そのうち1室が感染症対応の陰圧部屋となっています。入室件数は4068件で、うち緊急手術が366件、外来手術は766件でした(2018年)。
勤務体制は、変則2交代制及び待機体制をとっており、夜間の緊急手術による勤務の場合、勤務間のインターバル確保のためフレックス勤務を取り入れています。

娘を送り出してから出勤します。

08:15出勤

手術予定を確認。手術室全体の業務予定を把握し自分の担当する手術を確認します。

08:25朝礼

手術室スタッフ全員で今日の予定を確認し、情報を共有します。

08:30手術準備・パートナーとブリーフィング

当院は看護体制にPNS®を導入しており、患者情報と看護計画をパートナーと共有しています。患者さん一人ひとりが安全に手術を行えるように担当スタッフで話し合い準備を行います。

9:00患者さん入室

緊張されている患者さんに少しでもリラックスして頂けるように心がけています。
モニター装着・麻酔・挿管介助・体位固定:患者さんが神経障害や皮膚損傷を起こさず、スムーズに手術が行えるように看護しています。
器械出しの準備:使用する器機の滅菌確認と準備・手指消毒とガウンテクニック:手術部位の感染を起こさないために滅菌操作の遵守と清潔の保持を行います。

9:30手術開始

患者さんの安全を守るため手術チーム全体(執刀医・麻酔科医・直接介助の看護師・間接介助の看護師)で患者さんの情報を共有します。

ガーゼカウント・器機・針の確認

体内遺残が起きないよう確実なカウントを執刀医と共に実施します。

手術終了・患者さん覚醒

皮膚や全身の観察を行い合併症を起こしていないか確認します。

12:00休憩・おやつタイム(手術進行状況により変則)

待ちに待ったお昼ご飯。大好きなお菓子を皆で楽しく頂きます。

13:00午後の手術準備

リーダーの指示のもと器材の搬入・機器の配置・薬剤の準備。

手術開始

外回り業務

血圧・脈拍・出血量の確認等を行います。麻酔科医と連携しながら、手術中の患者さんの状態を観察し安全に手術ができるように対応します。

15:00手術終了

病棟看護師へ手術中や手術後の患者さんの状態を伝え、術後の注意点や継続して観察してほしいことを申し送ります。

17:00勤務終了・退勤