先輩インタビュー

助産師

それでは宜しくお願いします。今回のテーマは、『助産師の視点』です。助産師としての立場でご回答をお願いします。それではまずお二人の業務を教えて下さい。

Sさん宜しくお願いします。助産師業務全般を担当しています。あと、私は主任を務めておりますので、スタッフの指導も行っております。

Oさん宜しくお願いします。同じく助産師業務全般です。また、産後ヨーガも担当しております。

産後ヨーガはこのHPでも記事にしていますが、最近申し込みや問い合わせもかなり多くなっているようです。今後どういった展開をしていくのでしょうか。

Oさん産後ヨーガ担当助産師の数を増やし受け入れ可能な受講者の人数を増やしていく予定です。ただ、教育に時間がかかるため、現時点の担当人数では申し込みをお断りするケースもあります。沢山の方に申し込み頂き本当に有り難いのですが、それをお断りしなければならないのを非常に心苦しく思っています。

当院看護部入職の理由を教えて下さい。

Sさん産科病棟が独立している病院だというのが一番の理由です。総合病院でも意外と産科病棟が単独であるのは少なく、大抵は他の科との混合病棟です。もちろんそれで助産師としての勉強ができないということではないですが、やはり助産師業務に専念できる環境というのは自分のためにも妊婦さんのためにも大きいですね。

Oさん看護学校時代に、当院で看護実習を行った同期から「とても雰囲気がよくて働きやすい感じだよ。」と聞いていたのが理由です。私自身はここでの実習経験はないのですが、その同僚の熱心な勧めに感化された感じです。

当院の職場環境で特徴的に思えるところはありますか?

Sさんとにかく育休・産休がとりやすい環境だと思います。単にシステム的に取得可能という意味ではなく、あるスタッフが産休に入ったらその時は残りのスタッフが業務フォローを行い、そのスタッフが戻ってきたら今度はそのスタッフが次に産休に入った人の分を頑張る...、みたいないい意味でのローテーションができていて、気兼ねなくお産や育児に専念できる環境です。

Oさん私も全く同意見です。産休・育休をとることにストレスがない、というのは嬉しいですよ。

今の業務のやりがいとつらさを教えて下さい。

Sさん業務がつらい、というのはないです。

本当ですか(笑)。

Sさん本当です(笑)。ただ、シフトの人数が足りなかったりお産が集中したりして業務がたてこんだ時に、一人ひとりの妊婦さんにゆっくり接してあげられないのがつらいというか悔しいというか申し訳ない思いでいっぱいになります。

Oさん本当にそうですね。一番不安でそばに寄り添ってあげなければならない時にそれができないのは、つらいし歯がゆい。でも、だからこそ、無事赤ちゃんが生まれて妊婦さんの安心した顔を見たりご家族の嬉しそうな顔を見た時の達成感というか得も言われぬ安心感は、産科病棟ならではのやりがいですよね。

最後に、当院産科病棟(3C 病棟)を目指す方に向けて、勤務する上で重要なこと3つを上げて下さい。

Sさんやっぱり体力のある方ですかね。当たり前ですが、体力がないと務まりませんね。

Oさんあと現在は一般の看護師ですが今後助産師を目指したい方です。当院では一般看護師として一度勤務した後助産師学校に進学して、その後助産師として再び病棟で働いているスタッフが多くいますよ。

Sさんああ、それは重要ですね。あと3つ目は、前向きで何事にもチャレンジ精神旺盛な方です。これはどんな職場でも重要なのかもしれませんが、産科病棟(3C 病棟)では業務上だけでなくイベント的なことも含めて本当に様々なことを行うため、「なんでもどんどんやってみよう」という気概がすごく重要です。

本日は貴重な時間を頂き、有難うございました。

Sさん・Oさん有難うございました。