男性看護師 MEN'S NURSE

男性看護師:学園男子について

当院の男性看護師は、看護師長3名、看護主任5名、スタッフ22名の合計30名が在籍し、当看護部の看護師全体の8%を占めます。(2019年3月時点)
男性看護師は徐々に人数が増加し、男性看護師へのニーズも増え、多くの領域で活躍できるようになりました。しかし、昭和の後期までは男性看護師は精神科勤務と透析室勤務の選択枝しかない時期もありました。当看護部はこの時代から一般病棟に男性看護師を配置していたその時代では珍しい病院です。
「男性患者さんの男性看護師にしか相談できない悩み」「男性としての感性」「父性としての感性」「強さと優しさ」などの男性の強みを生かした看護の提供をして、女性社会の中での男子看護師としての存在意義を意識して、これからの未来を切り開く存在でありたいと思います。

男性看護師の一日

8:30出勤・朝礼

  • 始業前に、管理者と夜勤者から重要なお知らせを伝えてもらいます
  • ミーティングの後には始業にむけて1分程度の腰痛予防体操を実施しています

8:35情報収集・共有

  • 日勤業務は2人でチームを組みます
  • チームで10人以内の受け持ち患者さんを担当します
  • 患者さんの状態の変化やその日の医師からの指示などを確認します

8:45ラウンド

  • 受け持ち患者さんのところへラウンドを行います
  • 患者さんへ挨拶を行い、1日のスケジュールの確認や本日のケア内容を話し合います
  • チームで1日のタイムスケジュールを立案します

 検温・ケアの提供

  • 重症患者さんから優先的に検温・ケアを実施します
  • チームで看護を提供できるので患者さんにも看護師にもメリットがあります
  • 写真は点滴確認の様子です。
    チームで電子カルテ上の医師の指示と実際の点滴が正しく投与されているか確認しています

10:00入院のご案内

  • 入院に関してご案内をいたします
  • 患者さんから入院時情報を聴取させて頂きます
  • 医師が作成した入院治療計画書をもとにご説明いたします
  • 入院中に関わる看護計画をご説明いたします

10:30リシャッフル

  • リーダーと各チームメンバーが集まり、タイムスケジュールをもとに業務の再構成をします
  • 重症患者さんの情報の共有や業務の進捗状況をチーム全体で把握します
  • リーダーの采配により業務をチーム間で補完し合います

11:00お昼休憩

  • つかの間の団欒のひととき
  • チームで1人ずつ休憩をとるので1人が休んでいても業務を進めることができます

12:00配膳・配薬

13:30ケアカンファレンス

  • より良い看護ケアを目指して、意見を持ち寄りみんなで話し合いを実施しています

14:00技術練習

    • 技術の練習も勤務時間内で実践できるよう調整します
    • 練習から実践にいたるまでチームの先輩から学ぶことができます

※勤務状況に応じて、4月~7月頃に集中し行います

14:30ケアの提供

  • 新人であっても後ろにはチームの先輩が見守ってくれているので安心して技術が提供できます
  • 患者さんにとっても安心ですね

15:30リシャッフル

  • 日勤の各チームの業務量の差を補完するため、チームを再構成し、定時終業を目指し協力して残務に取り組むます

16:00振り返り

  • 実践した看護や看護技術の振り返りを行います
  • 1日の振り返りを行うことで学べることが沢山あります

17:00業務終了

  • 新人とのチームであっても病棟全体で定時で業務が終了できるよう協力体制が整っています
  • お疲れさまでした☆

男性看護師会:メンズ会

2000年から通称メンズ会として男性看護師の親睦を目的として年に2回開催しています。
初期の頃は、インフォーマルな会で発足しましたが、時々、勉強会も行っています。
メンズ会では、男性看護師にしかわからない悩みの相談やお互いの考えを確認できる貴重な場となることがあります。

男性看護師の所属部署

部署 男性看護師人数
8A 消化器内科・循環器内科 3 人
7A 腎臓内科・形成外科 2 人
6A 消化器外科・乳腺外科 2 人
5A 小児科・耳鼻科・眼科 4 人
4A 呼吸器内科・リウマチ科 3 人
3A 婦人科・泌尿器科 1 人
3B 整形外科 3 人
手術室 8 人
透析室 2 人
外来 2 人
合計 30 人

(2019年3月時点)

男性看護師の活躍

8A病棟消化器内科・循環器内科

僕が看護をする上で大事にしていることは、「いち早く患者さんの変化に気付くこと」です。そのためには、患者さんが訴えていることが何かを常日頃から考え、病気の知識はもちろん、患者さんとのコミュニケーションも大事にしています。
当院は、男性看護師の受け入れも良く、男性が働き易い環境です。
男性の方は大歓迎です。

6A病棟消化器外科・乳腺内分泌外科・口腔外科

看護師を目指したのは 、自分の親が看護師をしており小さい頃から親の働く姿を見て看護師という職業に興味を持ち看護師を目指しました。現在 、外科病棟に勤務しています。手術治療を受けられる患者さんが多く入院され、入院中の展開が早く日頃から患者さんの状態のアセスメントを行い根拠を持てるように意識しています。入退院が多く忙しい病棟ですが患者さんに寄り添い看護するように心がけています。

5A病棟小児科・耳鼻科・眼科

看護師9年目になります。今まで仕事をする上で患者さんと御家族の話を聞く時間を持つことを大切にしてきました。看護業務は多重業務が多いため時間に限りはありますが、話を聞くことで患者さんの生活背景や何を大切にしているかなど理解を深めることができ、個別性のある看護の提供に繋がると考えています。また、人生の先輩である患者さんが多いため、たくさんの事柄を学ぶことができました。今後もできる限り患者さんと御家族と話をする時間を設け、患者さんのために仕事をしていきます。

4A病棟呼吸器内科・リウマチ膠原病内科

今年から教育委員となり、茨城県看護協会の実習指導者研修に参加させて頂きました。教育に携わる事が刺激となり新鮮な気持ちと自己研鑽の必要性を感じています。研修での学びを活かし、関わる患者さんだけでなく看護学生や新人看護師が発する言葉の意図に共感し、思いを尊重できるような看護師になりたいと思ます。プライベートでは 、ボクシングジムに通い身体を動かしリフレッシュしながら公私ともに楽んでいます。

3A病棟婦人科・泌尿器科

僕の勤務している病棟は、婦人科と泌尿器科で構成するめずらしい病棟です。それは、男性と女性ともに不妊治療に力を入れているためです。そこで男性性を活かし男性ならではの「気付き」や「関わり」ができるように心がけておます。また、仕事をする上で「体調管理」を重要視しており、オンとオフの切り替えを行い、ストレスをため込まないように心がけています。

3B病棟整形外科病棟

僕は救急救命士の資格を取得し病院勤務後に看護師の免許を取得した卒後1年目の看護師です。現在整形外科病棟に勤務しております。わからないこともたくさんありますが、看護師として「患者さんひとりひとりと向き合い 」「笑顔でコミュニケーションをとること」を意識して、常に患者さんの気持を考えながらケアに入れるように心がけています。

手術室 

手術室の看護師として3年目です。手術を受けられる患者さんと家族は様々なリスクの説明を受け、不安を抱きながらも手術を受けることを決断して手術を受けられます。その中で、僕は患者さんと家族が「少しでも安心して安全に手術に臨めるように」関わっていくことを大切にしています。

外来 

看護師長の役割を担っています。日々マネジメントを考えながら業務を行っています。女性が多い組織の中で「男性の看護師だからこそできる看護や気遣い」を考え、患者さんが少しでも安心し安全に治療や検査、処置が受けられるように努力しています。

男性看護師のユニフォーム

ユニフォームには、スポーツブランドのアディダスのスクラブを採用しています。仕事をスポーティに行えると共にアクティブな動きにも対応しています。
アディダスの山型の3本線の意味は「上を目指し、チャレンジすべきゴールを示す」とされており、アディダスのスクラブを着用して、アディダスの山型の3本線の意味のような活動をしていきたいと思います。

ユニフォームの写真