看護部からのお知らせ

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高校生一日看護体験が行われました

2022.07.27

※新型コロナウイルス感染拡大により2年間休止していた高校生一日体験が、参加者の2週間の健康チェックを行い今年度は縮小して開催されました。

県内の高校生対象の「一日看護体験」が3日間にわたって当院で行われ、28人が参加しました。

看護職に興味がある高校生に「看護の心」を伝えようと(公財)茨城県看護協会が実施している催しで、今年は県内14の医療機関で実施。当院では病棟看護師3人が講師となり仕事内容ややりがいなどを伝えました。

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血圧計を操作する参加者(右は当院看護師)=7月25日、当院E棟会議室

看護技術体験では聴診器で呼吸音や腹部音を聞き、空気が出入りする音や腸が動く音に耳を澄ませました。看護師が「痰が絡まる音や腸が正常に動いているかなどを確かめつつ、患者さんの全身状態を観察しています」と話すと参加者は熱心にメモを取っていました。

また、血圧計の使い方や脈拍の取り方に加え、車いす試乗では基本的な操作を教えてもらい「どれくらいの速度が患者さんが一番心地良く感じるか想像しながら押してみて」などと助言を受けていました。

感染病棟看護師によるガウンや手袋、マスクの着脱実演では「感染防止のため患者さんと長い時間話せないが、限られた時間で不安な気持ちをやわらげる声掛けをしています」と話していました。続く「病院探検」では外来やリハビリ室、HCU(高度治療室)病棟、手術室、透析室のほか、筑波学園看護専門学校の各教室を見て回りました。

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看護学校内を見学する参加者(手前は当院看護師)=7月25日、筑波学園看護専門学校

つくば市から参加した女子生徒(17)は「コロナ対応の看護師さんの話や透析室での多職種による連係プレーに圧倒された。小さい頃から通院していたこの病院で働いてみたい」と目を輝かせていました。体験で講師を務めた整形外科病棟看護師の吉田佳代主任は「コロナ禍で医療関係の仕事は注目を集めていますが、この体験がこれから増えるであろうご家族の在宅介護のことや『なぜ看護の仕事がしたいのか』などについて深く考えるきっかけになってくれれば」と話していました。