看護部からのお知らせ

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第35回つくばマラソン医療支援に参加しました

2015.12.07

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(写真左)ゲストランナー野々村真さんと当院看護師。左が岸看護師。(写真右下)快走中のIさん

救急ワーキングチームのメンバーを中心とした当院看護師総勢5名が第35回つくばマラソンの救護所での医療支援活動に参加しました。
今大会からつくばマラソンは折り返しの殆どないワンウェイコースに変更となり、これに伴い救護所も前大会までの5か所から7か所に造設。当院看護部チームは第1・第2・第7救護所の看護師リーダーとしてそれぞれ配置されました。

当日は曇りで気温も14度前後、直射日光も風もないことから、参加ランナーにとっては絶好のコンディションとなりました。
そのためか今回は、脱水症状、下肢の筋痙攣や転倒による擦過傷などを負ったランナーもそれほど多くなく、完走率も95.9%と安定して運営できた大会でしたが、フルマラソンゴール直後にランナー1名が心肺停止となった緊急事態が起きました。
最も近くの第1救護所に配置された当院看護師の岸がAED装着とライン確保を実施し、見事に蘇生に成功、無事救急搬送されました。

つくばマラソンは参加者がフルマラソン・10キロを合わせて15,728名の大規模な大会であり、当院患者さんも多数参加され、当院に喜びの声がいくつも寄せられました。
そのうちの一人で、難病の潰瘍性大腸炎で当院8A病棟に長期入院されていたIさんが当院消化器内科ドクター西の許可を得て今回10キロの部に参加。見事完走しました。10キロ参加者2,792名中655位の記録です。そのIさんから声を頂きました。
「病気や治療の関係で体力や筋力、免疫力がとても低下していて、実は最初は少し歩いただけで息が切れ切れになるような状態でした。500メートルもたなかったです(笑)。でも筑波学園病院の先生や看護師さんのおかげで少しでも回復してきて、自分の頑張る姿を見せることで恩返しをしたいという気持ちで走りました。最後尾でもとにかく完走できればと思っていたので、この順位で完走できたのはすごく嬉しいです。本当に有難うございます。」

筑波学園病院看護部では、今後もこうした声が頂けるようにこうした外部での医療支援を通じて地域貢献を実施していきたいと考えております。
また、今回のような外部での救急救命もその礎は病院での臨床業務であり、それを疎かにせず、看護部・病院の救急医療向上のために、様々な活動を実施していきたいと思います。